はじめまして。プログラマの吉原です。
2024年の4月に新入社員として入社いたしました。
新卒研修後、エンジニアの研修を経て現在までクライアントエンジニアとして働いています。
今回は1年の振り返りということで、実際に業務を経験して1年目で必要だと感じたエンジニアとしてのスキルをまとめていきたいと思います。それに加えて、最後の方では役に立った参考書を紹介したいと思います。
1年目で必要だと感じたスキル
私が、開発現場で働いて1年目から必要だと感じたスキルは大きく以下の2つだと考えています!
- 読みやすいコードを書く
- コーディングを早く終える
それぞれについて、実際の経験を踏まえて紹介していきます。
読みやすいコードを書く
読みやすいコードを書くということで、過去に先輩プログラマであるsudaさんの記事でも「分かりやすいコードの大切さ」という内容で似た内容で紹介されていました!

考えることは同じなんですね!
個人的な見解とはなってしまいますが、「分かりやすい=読みやすい」だと考えているのでここでは「読みやすい」と表現させていただいています!
実際に開発現場に入ると、コードを読む時間というのは、コードを書いている時間と同じかそれ以上になることが多かったことを経験しました。
コードを読む機会の例を挙げると以下の様なシチュエーションが考えられます。
- 追加機能を実装するために、現状の処理内容を把握するため
- 不具合を解決するために原因を探るため
- 既存のシステムを改修するため
これらの例はほんの一例ですが、このような作業を行うとなったときにコードが読みやすいと、処理の理解が早まり、コードを書くまでの時間を短縮することができます。
なので、たくさんの人と開発を行う会社では、他のメンバーや自分自身の作業効率の向上につなげるためにも、「読みやすいコードを書く」意識を持つことは大切だと感じています!
コーディングを早く終える
「コーディングを早く終える」ためには、「コードの書く速度を上げる」ことが必要だと考えています。
ここでは、どうしたら「書く速度が上がるのか」を私なりの考えとして紹介いたします!
コーディングを早く終えるメリット
今回紹介すること以外にもメリットはありますが、その中の一例として紹介します。
そうすることで自分の知らなかった知識をどんどん取り入れることができ、次のコーディングに活かすことができます。そうして知識をどんどん増やしていくことで経験が積まれ、書く速度も向上していきます。

成長速度が早まるのは大きいメリットですね!
書く速度を上げるための意識
私が実際に「書く速度を上げるため」に意識していることは、以下の2つです。
- まずは思いついた方法で書き進めてみる
- 自分の中で「設計の型」をある程度固める
難しいことを考えずに、とりあえず書き進めてみることで、それがシンプルで読みやすいコードになることが多いと感じています。また書いてから気づく問題点やより良い書き方の発見にも繋がることもあるので、「まずは書いてみる」を強く意識しています。これは書き始めるまでの時間を早めることに繋がると思います。
次に、コードを書くときの設計の型を固めるようにしています。
これは、コードを書く時の「どうやって書くか」と迷う時間を減らし、「何を書くか」の思考に集中できます。そうすることで書く時間が増え、結果的に書き終わるまでの時間の短縮につながると思います。
参考書の紹介
今回お話しさせていただいた内容は、研修中や現場でアドバイスをいただいた先輩や上司から教わったものばかりです。
そしてより深く学びたいと思いこの1年で私が読んで役に立ったと思う参考書をいくつか紹介します!
リーダブルコード
![[cover photo]](https://www.oreilly.co.jp/books/images/picture_large978-4-87311-565-8.jpeg)
読みやすいコードを書くためのテクニックがたくさん書かれています。
実例のコードが載っており、直感的に分かりやすいです。
プリンシプル オブ プログラミング

どんなコードが良いのかを知る入門としてとても読みやすかったです。
この本は、ソースコードは一切出てこず、図と文章でコードを書く上での考え方を紹介してくれます。
良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門
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実際のゲームや買い物の処理のシステムを例に、図やコードを見ながら設計を学ぶことができます。
本のタイトルにある通り、良いコードと悪いコード両方の例があるので、
良し悪しを比較しながら読める点もオススメです。
最後に
入社して1年の振り返りとして今回お話しさせていただいたものは、技術的なものというより、マインド的なものでした。経験から身についていくものもありますが、多くは意識してみるだけで少しずつ身についていくものだと思います!
私の考えに少しでも共感していただけたら、ぜひコードを書くときに意識してみてください。
この記事が、ゲーム業界を目指す学生の方たちに少しでも役に立てられたらなと思います。
最後まで目を通していただきありがとうございました!

