こんにちは。アートデザイナーの金谷(かながい)です。
先日、京都大学プリティーシリーズ同好会よりご依頼いただき「第66回京都大学11月祭」で講演を行いました。
今回の記事はそのレポートを書きたいと思います。
開催概要
開催までの経緯
私は個人でも制作活動を行っているのですが、そこで公開しているメールアドレス宛にご連絡いただきました。
講演依頼は個人宛でしたが、シンソフィアの紹介も少しできれば採用活動につなげられるかなと考え、上長と相談し会社の出張として行くことにしました。
準備
講演内容について考えるため、まずは京都大学のことを調べます。
京都大学の取り組みや11月祭の雰囲気などを公式webページで確認しました。
また、同好会の皆さんが現在勉強している分野や、将来の夢や目標、つきた
会員の方の「つきたい職業」と「将来の夢」が乖離した回答であったことが興味深かったので、私の人生において夢と職業、学生時代に勉強したことがどれだけ近かったかという話を軸に据える道筋が見えました。
何ごともまずは相手を知ることが大事です
講演内容はGoogleスライドにまとめました。
学生時代に描いた絵なども掲載するので、自宅からも編集しやすいほうが都合が良かったためです。
講演の数日前に社内で聴講者を募集してリハーサルを行いました。
時間配分の確認と、一人で話し続けるという経験の少ない状況に慣れるためです。
実際にありそうな想定質問をしてくれたり、スライドショー時のレーザーポインタの表示方法を教えてもらったり実践的なフィードバックをもらえました。
講演内容
- 自己紹介
- 経歴
- キャラクターデザインの考え方
- アイデアの見つけ方
- ゲーム会社のたのしいところ
- 質問コーナー
経歴などは私の個人情報となりますのでこの場では控えますが、一部の内容についてここでもご紹介したいと思います。
キャラクターデザインの考え方
今回の講演では特定の制作タイトルについて取り扱うことが難しかったため、「3.キャラクターデザインの考え方」ではこのブログでもおなじみの「ソフィアちゃん」や私が個人的に制作したイラストに登場するキャラクターを題材に説明しました。
私ですっ
ゲーム会社のたのしいところ
せっかくシンソフィアのアートデザイナーとして学校へ講演に行くので、ゲーム会社で働くことの楽しさを伝えたい!と欲張りまして私が考える楽しいところと社内の皆さんに聞いた楽しいところをたくさんお話ししました。
私が考える「ゲーム会社のたのしいところ」
- 仕事内容が向いている
- 話が合う
- 相談するとアイデアを出してくれる
- 誰かのきっかけになれる …ゲームを遊んだ人が新しい一歩を踏み出してくれる
社内の皆さんの「ゲーム会社のたのしいところ」
- できあがったものが好きだからやりがいがある
- 自分が作ったものが世に出てかわいい!と言われるのが嬉しい
- 遊んでるお客さんの顔が見られる
- 自分の思うかわいい、ステキを通してユーザーが自分の「好き」を作ってくれる、自分なりにアレンジしてくれる
- 想像以上の遊び方をしてくれる人がいる
- 自分で世界を作れる
- 「楽しい」を具現化できる
- 世間の流行と自分の思うかわいいをうまいこと混ぜて発表して共感してもらえると、教室でしゃべってる感覚にもなる
- 自分で決められる領域が大きい
- やればやっただけ搭載されるのが嬉しい
- 仕事の自由度が高く、要件を満たしていなくても面白ければOK!になる
- 仕事で調べたことによって趣味が広がる
- ゲームを遊んでいても仕事になる
- 勉強しながらお金がもらえる
- 昔作ったものをいまだに遊んでくれる人がいる
- プレイしていた側から作る側になれた
- 世に出る前にゲームハードを触れる
- ゲーム開発は一人で完結しないのが良い
- いろんな人の意見が刺激になる
- みんなそれぞれ得意分野があり、お互いを尊重して一辺倒の「かわいい」にならない、何種類もの「かわいい」がある
- 私服で働く人が多い、スーツにネクタイでない
- 自分のペースで仕事ができる
- 好きな時間にお昼ごはんを食べられる
- 一攫千金を狙える
どれも共感できます~
この意見取りをしたとき、社内の皆さんはこんなところが楽しいと思ってるんだな~!一緒~!と、話を聞いていてとても盛り上がりました。
質問コーナー
用意していった1~5の内容を45分くらいで話し終えたため、残りの45分は皆さんからの質問にお答えする時間となりました。
あまり質問が出なかったらどうしよう…と時間を持て余した時のためにライブドローイングをする準備もして行ったのですが杞憂に終わり、絶え間なく質問をしてくださりあっという間に時間が過ぎました。
いろいろな視点の質問が出たため、いろいろな属性の方がいらしているのだなということがわかりましたし、皆さんがどんなことに関心を持つのか理解を深められる良い機会になりました。
この記事のアイキャッチ画像はライブドローイングをしたとしたらこんな絵を描いたかも…という想定で描いてみました。
講演を終えて
次への課題ですっ
講演終了後、ご参加の方が並んでくださりお一人ずつお話しする時間がありました。
それが一人や二人でなく、何人もの方が順番に想いを伝えてくださって大変感激しました。
もちろん、会場の都合も考えてさっとお帰りになった方に対しても嬉しく思っています。
講演に参加してくださった方、この記事を読んでくださった方、皆さんが喜んでくれるようなゲームを開発できるよう、これからも頑張っていきます。