会社紹介衣装

キャラクターモデルデザイナー 入社1年のふりかえり

会社紹介
この記事は約4分で読めます。

はじめまして!キャラクターモデルデザイナーの神村です。
2023年の4月に新卒社員として入社いたしました。

新卒研修後『ワッチャプリマジ!スタジオ』を経て、現在は『ひみつのアイプリ』『アイプリバース』でCG制作を担当しています。

今回は入社1年の振り返りということで、『ひみつのアイプリ』『アイプリバース』で制作したコーデの紹介を交えつつ、入社1年目のキャラクターモデルデザイナーがどんなことを学んで過ごしていたのかの振り返りができたらと思います。

キャラクターモデルデザイナーのお仕事

『ひみつのアイプリ』『アイプリバース』では、

  • 新規コーデのCG制作
  • 色変えバリエーション制作
  • 過去作コーデのCG移植

を担当しています。
この他にも、マスコットの制作もおこないました。

今回は、新規コーデのCG制作マスコットの制作について振り返っていきたいと思います!

新規コーデのCG制作

『ひみつのアイプリ』『アイプリバース』ではたくさんのコーデが毎弾登場します。
その中でもアイプリバースコーデは各キャラクターが着ているので、印象深いコーデではないでしょうか?


こちらは別の社員の方が制作したそれぞれのバズリウムコーデから形を調整し制作しています。
元のバズリウムコーデの印象を残しつつも、新しい形になりました!


モデリングの際は「実際に服として存在したらどんな形になるか」を意識するようになりました。
例えば、アイプリバーススカーレットバタフライワンピース等、ベアトップのデザインは背面から見た際にまっすぐに見えるように制作したほうが衣装としての説得力が上がります。
実際のベアトップを検索してみると、背面は基本まっすぐになっています。
服としてどのような構造になっているのかを考えることも大事なので、縫製についての知識も必要だと感じました……!

学生の時は、自分でデザインを考え三面図を描いてからモデリングをすることが多く、他の方が描いたデザイン画から3Dを作るという経験がほぼなかったため、アートデザイナーの方が「どういう意図でデザインしているのか」を汲み取って制作するようになりました。
また、コーデの特徴を出すここがかわいいポイントを考え、デザイン画の魅力を引き出せるように気を付けています。

デザイン画の印象を大事にしつつ、「説得力のある3Dモデルとはなんだろう?」と日々考えて制作するようにしています。

マスコットの制作

『ひみつのアイプリ』『アイプリバース』では、登場するすべてのアイムゥの制作をおこないました。
アイムゥとは、アイプリバースでアイプリたちのサポートをしてくれるマスコットキャラクターです。

シンプルな形状だからこそおかしいところがあるとぱっと目についてしまうので、ハイライトの入り方等を気を付けて制作しました。

MCアイムゥのマイクとピックのミラーボールは、実際のマイクやミラーボールの写真を見ながら「デフォルメに落とし込んだ時にどこを重視したら『らしく』見えるのか」「どこから見ても破綻がないようにするにはどうしたらよいのか」というのを考えて制作しました。

制作したコーデを振り返る

この一年間でたくさんのコーデを制作しました。
実際の制作画面も見ながら振り返っていこうと思います!

ゴージャスビジューコーデ

宝石がメインの大人っぽいコーデです。
3Dモデルで宝石のカッティングを表現した上で、質感をつけるプロパティーマップや立体感を出すノーマルマップでさらに形を強調しています。
ハート型・しずく型・丸型でそれぞれの光り方を表現することができました!
奥行感や強く光った時のハイライト等……宝石は質感の表現がとっても奥深いです……!

フレッシュレモンピンク・フレッシュレモンブルーコーデ

スカートはビニール、ブローチはプラスチックのような質感……と異なる素材感を意識して制作しました。
実際のビニールはどういう光り方をするのか?等、本物をしっかり観察するように心がけています。

ゲームで動いていると気づきにくいのですが、どちらもリボンのラメが虹色に光っています。
布地が明るい色だとラメの色味が出にくいので、綺麗に出すにはどうしたらよいかを試行錯誤しました。
細かいところですが、こういった絶妙な色合いもこだわって制作しています。

最後に

かわいい衣装を作るお仕事が憧れだったため、1年目からたくさん作ることができてこの1年は夢のようでした!
今まではゲームを遊ぶ側でしたが、現在は「たくさんの方に楽しんでいただきたい!」という気持ちでお仕事に取り組んでいます。

またキャラクターモデルデザイナーとしてもたくさん学ぶことができ、1年前より大きくレベルアップしたと実感しています!
「やってみたいです!」と伝えると「じゃあやってみよう!」と背中を押していただける環境の中で、貴重な経験を何度もさせていただきました。

新卒キャラクターモデルデザイナーとしての1年間の経験について、少しでもお伝えできましたでしょうか?
これからもシンソフィアの一員として、みなさまに楽しんでいただけるコンテンツ制作に励んでいきます。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!

タイトルとURLをコピーしました