キャラクターモデルデザイナーの荒井です。
『ワッチャプリマジ!スタジオ』のコーデの仕組みについて3回にわたって不定期連載したいと思いますのでよろしくお願いします。
第1回目は、「トップス」「ボトムス」の着合わせをテーマにお話しします。
より多彩なデザインのコーデの組あわせで着せ替え遊びを楽しめるように『ワッチャプリマジ!』・『ワッチャプリマジ!スタジオ』は、『キラッとプリ☆チャン』までのプリティーシリーズからコーデの着合わせの仕組みが様々な点で変化しているので、その一部をご紹介したいと思います。
ボトムスのバリエーションの追加
『ワッチャプリマジ!』から、コーデのボトムスの股上の位置のバリエーションが増えました。
『キラッとプリ☆チャン』までのプリティーシリーズは、ボトムスの股上の位置がへその下付近にあるローライズ丈一種類だったのですが、『ワッチャプリマジ!』からは「ハイウエスト」「ローライズ」の二種類のバリエーションのボトムスが存在します。
2種類の股上のボトムスと破綻なく着せ替え遊びを楽しめるように、トップスはすべて着合わせで隠れてしまうへそ下の位置までモデルが作られています。
ローライズのボトムスと、様々なトップスを組み合わせると、普段の着合わせでは見られないトップスのへそ下部分を見ることができます。
また、あまり気づかれていない部分なのですが、「スタジオユニフォームコーデ」や、各Tシャツのトップスでは、ローライズのボトムスと組み合わせるとレザーのコルセットがウエスト下に出現するようになっています。
トップスのオーバーサイズなTシャツのイメージを損なわずにローライズのボトムスと着合わせるためにコルセットでTシャツのウエストを絞った形にデザインされています。
このように、普段見えない部分まで考えてコーデの設定画が作られています。
ぜひ、ローライズのボトムスと、様々なトップスのコーデの組み合わせを楽しんでくださいね。
意外な発見があるかもしれません。
トップスの裾バリエーション
ボトムスの股上のバリエーションのほかに、トップスの裾の形もデザインの幅が増えました。
今までは、ボトムスの位置にかぶさったトップスは制約があり作成できなかったのですが、ウエストの着合わせの位置より下にはみ出してフリルやリボンがつけられるようになり、デザインの幅が広がっています。
トップス裾のフリルやパーツは、干渉しそうなボリュームのあるボトムスと組み合わせた時に自動的に消えるようになっています。
それによって、様々なデザインのトップスとボトムスが着せ替え可能となっています。
目立たないところですが、コーデ一つ一つにこのような設定作業を行っています。
次回は『シューズ』についてお話したいと思います。
お楽しみに!