グラフィック

モーションデザイナーの日常 カメラの基礎(焦点距離編)

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お久しぶりです。モーションデザイナーの川端です。
モーションデザイナーの仕事では、カメラワークを含めた演出を作成する機会が頻繁にあります。
正しいカメラの知識を持っていることで、迷わずに狙った画面を作りやすくなります。
そこで今回はカメラの基礎知識、焦点距離をお話いたします。

焦点距離

基礎編

焦点距離はカメラを扱う上で、切り離せない要素です。
なぜなら焦点距離の違いで画面に大きな変化を出すことが出来るからです。
こちらのシーンで説明いたします。(緑のオブジェクトを人、レンガ色のオブジェクトを背景と仮定)

撮影してみよう

メインの被写体を人として、画面上でだいたい同じサイズになるよう撮影してみました。
焦点距離20mmで撮った画像は背景が遠くにあるように見えます。また、中央から四隅に向かって画像は歪んで見えます。(パースがきつくなるということ)
焦点距離55mmで撮った画像は背景が近くにあるように見えます。中央から四隅に向かっての歪みは無く、平面的に見えます。(遠近が圧縮される)
どちらが良い悪いはありませんので、意図に沿ったカメラを選択できれば良いと思います。

応用編

上記の知識を実践的に用いてみましょう。
こちらのシーンで説明いたします。(緑色のオブジェクトを人、レンガ色のオブジェクトを背景と仮定)
側面から映して、顔が横並びした絵を作りたいと仮定します。

撮影してみよう

焦点距離20mmで撮ると、キャラ同士が離れてしまってイメージした絵になりません。
焦点距離55mmで撮ると、キャラ同士の顔が近くなり、狙った絵を作ることが出来ます。
このように焦点距離の仕組みを理解することで、イメージした絵を簡単に再現できるようになります。

まとめ

焦点距離を長くすると、圧縮効果が働く!
今回はこちらを覚えていただけたら幸いです。
現実の写真撮影でも使える知識ですので、スマートフォンで写真を撮るときに試してみると面白いかもしれません。
ではまた。

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